中国語レベルの変化を中国留学前後で比較してみた
大家好!みなさんこんにちは。
今回はタイトル通り、中国の大学で1学期の間中国語を学んだら、中国語はどのくらい伸びるのかについて書きたいと思います。
これから留学に行く方は、渡航前にどれくらいまで勉強したら良いのか、実際行ったらどのくらい伸びるのか、気になる方も多いと思います。
なので「中国語は専門ではなく第二外国語で選択していただけ」の私の留学前後の語学力を、私の次の目標へのモチベアップも兼ねて、振り返ってみます!
中国語圏での留学に行きたい方だけではなく、諸外国語で留学に挑戦する方にも少しは参考になるよう、頑張ります!
目次
1渡航前の中国語レベル
渡航前の中国語レベルを見ていきます。
①交換留学1年前
語学力が可視化されている検定試験は大学の交換留学に応募できる最低条件のレベルを受けました。
・2018年7月 中国語検定3級合格
結果:リスニング70、筆記63
・2018年10月 HSK4級合格
結果:听力(リスニング)72、阅读(リーディング)86、写作(作文)58
总分(合計)216
気づいた方も多いでしょう…文法や作文がダメダメなんですよね…!!
この時はまだ第二外国語で1年半、クラスメイトよりちょっと真面目に学んだだけだったんです(言い訳)
②1年前〜渡航1か月前
・HSK4級の復習とHSK5級の勉強を開始
私は先ほど見たとおりHSK4級レベルも不十分だったため、まずは復習をしました。
特にできなかったリーディング、文法の参考書を再度解きました。
渡航前の冬休み〜春休みでやっと4級レベルがましになった記憶があります。
春休み以降は5級の参考書を買い、少しずつ進めました。
でも当時の私にとってはすごく難しく、大学の選択授業として履修していた中国語がほぼメインで勉強していた気がします。
・単語強化
生活に必要な単語ほどわからない…ということに気がつきました。
例えばタオル、お皿、スーツケースなど。
ちょうど中国語検定3級用の単語帳に多くの日常でよく使われる名詞、動詞が多く載っていたため、春休みに1、2周しました。
・中国人と友達になる!
大学の語学パートナー制度、留学生ボランティアで中国人の友達を作りました。
日本語でわからないところは私が教え、中国語に関してはよく使う中国語を教えてもらったり、会話やリスニングを少しずつ練習して行きました。
大学の中国人交換留学生は日本語学科の学生が多く、日本語のリスニングやスピーキングに慣れています。
一方、私は語学が専攻ではないこともあり、中国語を話す機会が全くありませんでした。
やっぱりCDで聞く中国語と友人が話す中国語はスピード感や口語の感じが違います。
だからこそ、渡航前にネイティブと友達になり、互いに練習し合うと良いと思います!
そんなこと言われたってコロナで機会がない!社会人で周りに外国人いない!という方はHelloTalkというアプリをおすすめします!
私は留学直前から始めたのですが、もっと早く始めれば良かったと思っています。
このアプリは日本語を学んでいる外国人とチャット、タイムラインの投稿をしたり、見たり、そして通話ができるものです。
基本的に無料で使えます!
他のアプリより真面目な学習者が多い印象で比較的安心です。
中国発のアプリということもあり、中国ユーザーが多いため、特に中国語学習者にはおすすめです。(日本人は中国人の日本語学習者をすぐ見つけられるけど、中国人は日本人の中国語学習者となかなか見つけられない…なんて話も。)
以上の他に、北京での留学開始前1ヶ月は香港の語学学校に通ったので、リスニングはこれより少し上達していたかな、くらいで留学を開始しました。
2授業について
最初のオリエンテーション期間にレベル分けテストが行われました。
私が入ったのは中級レベル(HSK5級取得済み、6級を目指すクラス)のクラス。
クラスメイトは中国語専攻、留学2学期目がほとんどで死ぬかと思いました…。
非専攻の自分みたいな学生も少し頑張ればここまで入れたよ!と思ってください。
私のクラスの授業はこちら。
・中国語を中国語で学ぶ
・1日午前に2コマ(1コマの間にも45分授業して5分間の休憩がありました)
・総合という長文や作文などの授業が週4回、阅读(リーディング)、听力(リスニング)、口语(スピーキング)が週2回
リスニングの授業では中国人学生にインタビュー、スピーキングの授業ではプレゼンもありました。(中国人学生へのインタビュー、班になった子みんな聞き取れなくてしんどかったです!笑 聞き取れたものをつなぎ合わせて発表したのは良い思い出ですね!)
ちなみに、初中級にはリーディングがないなど、中国語レベルによって授業も少し異なります。
こんな感じで毎日中国語の授業を受けていました。
先生が話す中国語は綺麗な普通語かつ留学生に合わせた語彙を使っており、聞きとることは難しくありませんでした。
これで自信を持って現地の方と話すと、バリバリな北京語にやられて落ち込みます。
まずは普通語をしっかり身につける。
そして現地の方と話し、スピードや言い回し、儿化音に慣れて行くことで、少しずつ現地の方が言う中国語も聞き取れるようになっていきました。
3HSK5級を留学開始4ヶ月目に受けた結果。
2020年12月、留学半分終了を目前にしてHSK5級を受験しました。
(このころが留学が半年で終わるなんて微塵も思っていませんでした泣)
勉強量としては、中国語の授業と予復習がメイン、直前に北京语言大学で購入した模擬問題数回分、友達が貸してくれた過去問を解きました。
結果は
听力82、阅读91点、写作71点、总分244点 でした!
同じレベルではないため、単純に比較できるものではありませんが、HSK4級の時と比較すると…
听力10点アップ
阅读5点アップ
写作13点アップ
トータル28点アップでした!
留学したくせにまだHSK5級かよ…とか、作文相変わらずゴミ、とかいろいろ意見はあると思いますが、どのカテゴリーもしっかり高めることはできていました。
私たちの大学は留学生同士も英語ではなく中国語で会話をしたこと、授業も全て中国語だったことから、中国語の環境に浸かったのが大きかったと思います。
(でも試験対策は別途必要って覚えておいてくださいね…)
語学検定で見ると以上のような感じでした。
しかし、日常生活におけるスピーキングとリスニングの能力はもっと高まったと感じています!
実際に図ることが難しく、抽象的で恐縮ですが、例えば旅行先のホテルのチェックインを一人で中国語のみでできたり、老板とおしゃべりできたり、日本語が話せない中国人の友達と2人きりで遊んだり、道を間違えた外卖のお姉さんやお兄さんに正しい場所を説明したり…。
留学前半は購買のおばさんの南方の訛りで言ってくる値段すら判断に時間がかかってしまうレベルだったため、成長はしたのだと考えています。
4今の目標と今後について
いや、でもやっぱりまだ聞き取れないことがたくさんあります!!!
中国の大学院進学やビジネスで中国語を使うことが夢ですが、足元にも及びません。
しかし、まだまだ中国語を頑張りたいという思いはあるため、こんな目標を今は持っています。
短期的な目標
夏にHSK6級を8割とる
長期的な目標
数年実務経験を積んだ後、台湾か中国大陸、はたまた他国で大学院進学をする
私は専門用語に関しては英語の方が得意な方であるため、院進学準備は両言語でしたいと思います。
今回は私の中国語レベル変遷をまとめてみました。
コロナで留学が延期、中止、などいろいろ影響があると聞いています。
早くこの感染拡大が終息し、留学したい方々がみんな留学できる日が来ることを願っています。
一緒に頑張りましょう!